湯桧曽の紅葉は来週かな?

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

水上は寒いです。昨日の朝は何と3℃。朝夕は上着が必要です。

谷川岳の紅葉はどうやら下の方でも始まったようでだいぶ車が上って行きます。

湯桧曽はまだですねー。今年はちょっと遅いようです。たぶん、来週くらいからだと思います。

東電の放射能の風評被害で全体的にお客様は少なめです。昔は弊社の前から谷川岳の駐車場まで

ずらーっと車が並んだもんです。今は見る影もありません。

風評被害はいつまで続くのでしょうか?ずーっとこんな調子なんですかね。

いつもの紅葉の時期は弊社の中もてんやわんやでもつ煮もお菓子も全然間に合いませんでした。

今年は余裕で間に合っています。もつ煮は遠方の得意先へも出させて頂いているので

そこそこ忙しいですが、お菓子は暇ですね。紅葉の時期は稼ぎ時なんですが ・ ・ ・ ・。

皆様のご来店をお待ちしております。

▲ページの先頭へ

衛生管理と保健所

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

水上は寒いです。とても寒い。谷川岳は紅葉真っ盛りのようです。

今日は保健所の話をさせて頂きます。保健所というと私たちの業界では一般に煙たい存在と敬遠しがちです。

今までは年に何度かの衛生検査で保健所が来るなんて言えば工場をきれいにしなくちゃと

せっせと掃除をしていましたが、ここ数年の弊社は変わりました。

きっかけは衛生基準の高い得意先との取引でした。先様が弊社の工場検査に訪れ47項目に渡って

改善項目を指示されました。これを改善しなければ取引は ”パー” です。人間は現金なもんです。

目先に人参がぶら下がると必死に走ります。

弊社も目の色を変えて衛生管理に取り組みました。しかし、工場の改善箇所が47項目というのは

精度の高い衛生管理を実践した事のない当時の弊社にとって、登山道具も持たずにエベレストへの麓へ

降り立ったようなものでした。どこから手を付けて良いものやら皆目見当もつきません。

そんな折りに偶然渋川保健所の方から連絡を頂きました。

要件は、弊社が ”もつ煮” を群馬県へ 「優良県産品の推奨品」 に申請したため、その製造工場を

実地検査したい旨の連絡でした。

今までは保健所といえばあまりありがたい存在ではなかったのですが、この時から保健所に対する考えが

変わりました。大げさに言えば保健所の方が ”神” に見えました。

こちらの疑問を一つ一つ丁寧にご指導くださり、必要と思われる講習会なども教えて頂きました。

この時はこちらの質問攻めに6時間も対応してくださいました。本当にありがたかったです。

お陰様で、弊社のもつ煮は群馬県の推奨を受ける事ができ、衛生基準の高い得意先ともお取引

頂ける事になりました。

今ではわからない事があるとすぐに保健所へ電話します。こちらがその気になれば相手も親身になって

教えてくれるという事を学びました。

これからもご指導宜しくお願い致します。 

▲ページの先頭へ

谷川岳の紅葉始まる

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

水上はもう寒いです。本来なら10月は繁忙期で二進も三進もいかない時季なのですが、東電の風評被害で

例年の混雑はありません。

谷川岳は紅葉が始まったようです。谷川岳の紅葉は綺麗ですよ。一度は見て頂きたいものです。

 

水上に ”磯さん” という写真家がいます。この方が撮った写真で絵葉書になっているものがありますので

是非一度ご覧になって頂きたい。一見の価値があります。私達水上の住民でさえ初めてこの絵葉書の写真を

見た時には目から鱗が落ちました。みんな 「こんな谷川岳があったのか!」 と感動さえ覚えました。

磯さんに会う機会があったので、あんな谷川岳は初めて見ました、と話すと色々と苦労話を聞かせてくれました。

谷川岳に写真を撮りに行く時は前の晩に山に入るのだそうです。そして前々から決めていた場所に陣取り

夜が明けるのをじっと待つのだそうです。冬は寒さで死ぬ思いだ、とおっしゃってました。

写真家らしく、自分で気に入った写真が撮れない時は何度でも出かけるのだそうです。そこまでするのですから

相当に写真が好きなんですね。仕事だけじゃあんな事出来やしません。

好きこそものの上手なれとはこの事ですね。

紅葉の谷川岳を是非ご覧ください。

▲ページの先頭へ

水上の移り変わり

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

水上はアウトドアが花盛りです。水上へいらしているお客様の半数以上がアウトドアの関係のお客様では

ないかと思われるくらいです。私が子供の頃は温泉街を下駄を鳴らして彷徨するお客様でいっぱいでした。

それから団体客全盛期になって大型バスが水上に溢れました。今は団体客って見ないですね。

日本が ”個” の時代に移っているというのが良くわかります。でも、昨今の世相を見るともしかしたら ”個”ではなく

 ”孤” の時代なのかもしれませんね。ちょっと寂しい話です。ついでに寂しい話をもう一つ。

水上のお菓子屋も随分減りました。いわゆる饅頭屋です。温泉饅頭なんてお土産の定番でしたが

私が知っている範囲で10軒くらいあった饅頭屋が今では半分です。時代に淘汰されたんですね。

弊社もそうですね、饅頭屋がもつ煮を作るんですから。生き残るためには時に変化が必要なようです。

 

私が生まれる前は、水上と言えばスキーで名を上げていたそうです。すぐ近くに ”大穴スキー場” がありますが

インターハイ発祥のスキー場、なんて看板が立ってます。今では見る影もありません。

水上のスキー場というのは規模が小さなものがほとんどです。私たちなどの世代は長い距離を一気に滑走しリフト乗り場に

着くやいなや、スキーを外してブーツのバックルを緩め 「ウォー」 とゲレンデの上に倒れこんで足の筋肉痛に声を張り上げたもんです。

水上のスキー場は小さいのでこれができません。私たちがスキー場に行くと言えば新潟や長野のスキー場の事でした。

最近、偶然にもそんな昔話をあるコンサルタントと会う機会があり、スキー場の今と昔を話して頂きました。

世の中なんてどう転ぶかわからないんですねー。スキー全盛期の頃はお世辞にも水上のスキー場は勝ち組とは言えなかった

そうですが、今ははっきりと勝ち組だそうです。 「えっ、こんなにお客さんが少ないのに?」 とコンサルに聞き返すと、

スキー人口自体が減っていて、私の言う長い滑走距離を持つ長野や新潟のスキー場の苦戦はこんなもんじゃない、との

事でした。今、スキー場に一番求められているものは交通アクセスであって大きなゲレンデではないそうです。

都心から短時間で行けて、しかも高速のICから近いというのが勝ち組スキー場の共通点だそうです。

だから、ノルン水上スキー場は勝ち組の一番手だ、と言われました。悪い気はしませんねー、地元を褒められるというのは。

さらに、ノルン水上スキー場は夜遅くまで営業しているので今のニーズにピッタリなんだそうです。

地元で見ているとノルン水上スキー場も経営者が変わったりして苦戦している時代もあったように思えますが

今では勝ち組の一番手に上げられるほど経営努力されているんですね。

このご時世に立派だと感心しました。

▲ページの先頭へ

谷川岳の紅葉始まる?

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

今朝から谷川岳へすごい車の数。何かあるのかな?紅葉にはまだ少し早い気がしますが、もう始まったのでしょうか。

それとも、テレビで何かやりましたかね?昨日は谷川岳の慰霊祭があったのでそれなりのお客様だったのですが、

今日は何だろう?先日まで群馬県庁の物産展に出店していたので世間の様子がわからずにいます。

おー、おー、路線バスが満員のようです。バスの中がまっ黒で何も見えません。 あれ?帰る車もありますねー。

駐車場に入りきらないのでしょうか?

観光の商売に携わっていながら地元の人間が情報不足というのは頂けません。早速調べましょう。

▲ページの先頭へ

群馬県庁の物産展

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

9月29日(土)から群馬県庁の物産展に出店しています。10月5日(金)まで開催されています。県内の食品業者さんが

たくさん参加してますので是非足を運んでください。

弊社が物産展に出店するのは10年ぶりくらいでしょうか。あの頃はせっせと日本各地の百貨店や催事場などに出させて

頂いておりましたがここのところご無沙汰しておりました。

しかし、母校の先輩というのはありがたいですね。この物産展の主催は群馬県と群馬県観光物産国際協会なのですが、

竹内が久しぶりに来たというので協会の大先輩が弊社のブースに百貨店のバイヤーさんや他府県の方などを連れて

来てくれて 「このもつ煮が今一押しなんですよ」 などと話してくれます。私もご挨拶させて頂き商品の説明をさせて

頂いております。協会の他の先輩もわざわざブースに顔を出してくださいます。改めて高商の絆の深さに感謝しています。

今回の物産展は ”谷川岳のもつ煮” をメインで出させて頂いているのですが、お陰様で初日は完売しました。

試食を出すと 「美味い」 と言ってお客様がみんな買ってくださるのには正直驚きました。やっぱりうちのもつ煮は

美味いんだなあ、とちょっと嬉しかったです。調子に乗って二日目からは4倍の量を納品してます。

それから、頭の下がるお話しがもう一つ。この物産展の販売員を探すのに得意先の方に相談しました。弊社は水上の

山奥なので高崎・前橋でどなたか紹介して頂こうと思っての事だったのですが、その得意先の方が会社にこの話を

持ち帰ると 「竹内には世話になっているから」 と言ってそこの社長さんが自ら販売員をやってくれるとおっしゃるのです。

「それはあまりに恐縮なので」 ともちろんお断りさせて頂きました。が、今販売してくださっている方はその社長さんなのです。

”人は生かされている” とは誠に真理です。協会の先輩といい得意先の社長さんといい、ただただ感謝させて頂く以外の事を

私は知りません。私などは身の置き場もありません。

私の人生などというものは掃いて捨てるようなものですが、せめてこういったお世話になった方々へどうにかご恩返しできる

程には成り立たせなければいけないと心に決めております。人の人生の歩み方とはこうやって進めていくものかもしれないと

ふと、思います。

▲ページの先頭へ

現代子供事情

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

先日、高校生の子供の保護者会主催の慰労会に行って来ました。

慰労会といっても子供たちもいっしょの昼食会です。うちの子は剣道部なのですが、まあ、夏の合宿やら大会やらが終わり、

OBとなった3年生もそろそろ受験が始まるのでその報告も兼ねての ”ご苦労さん会” といったところです。

昼食ではあるし子供たちも同席の会ですから酒の振る舞いはありませんが、毎日部活に明け暮れている子供たちにとっても

普段と違った場ができるのは息抜きとして宜しいんじゃないでしょうか。美味しい料理は腹一杯食えるし、会場のホテルで

席を頂ける事で社会勉強にもなります。

挨拶で顧問の先生がいい話をしていました。うちの学校は商業高校なのですが、商業高校なるが故にこの会についても

”対価” を考える事を忘れるな、と生徒に話されていました。今回の会費は4000円です。お母さんが4000円稼ぐには

パートタイムでおおよそ1日分の稼ぎだ。今日もこの会に出てきてくれているので今日の稼ぎも合計すれば8000円分の

会という事になる。親がどんな思いでシフトを調整し休みを入れてこの会に出ているのか、そういう事を君らも考える年に

なっている。今日の会で君らがその対価に対してできる事は何か?腹一杯食べて元を取る事だ。

と、最後は会場を笑わせて締めくくっていましたが、こういう一つ一つの経験を積んで子供たちも少しずつ成長していくのだなあ、

と感じました。

この学校は私の母校でもある高碕商業なのですが、母校も変わりました。私達の頃はほとんどが就職でした。進学組は

ごく一部。この会で剣道部OBとなった3年生が一人ずつ自分の進路を報告していましたが、そのほとんどが進学でした。

進路について3年生が述べている内容も、自分は将来こういう職に就きたい。だからこの進路でこういう事を学びたい。とか、

こういう職業に就いて社会に恩返ししたい、とか社会の役に立ちたい、とか、自分の頃と比べて将来に対しての意志が

はっきりと具体化されているのには驚きました。私達の頃は、ただ何となくぼんやりとでも考えていればましな方で、大体が

私のように何も考えていなかったでしょう。今の社会が厳しさを増し、高校生くらいでも将来の意志をしっかりと持っていなければ

通用しなくなったという事なのでしょうか?

先生はその点を肯定していました。社会がそういう社会になった。子供たちも学校もそれに順応している、と。

ですが、それ故に子供たちが良い子になってしまった、ともおっしゃっていました。内の子供たちの実力は、実はもっと高い。

大会成績を踏まえての話です。なのに剣道が大人しい、性根が優しい。こいつらのリミッターが外れれば全国も夢じゃない。

とおっしゃっていました。先生はそのリミッターを外すのに腐心しているそうです。

子供たちの話で面白い話を聞きました。試合で対戦相手がバシバシ打ち込んでくる相手ならこちらも打ち込んで良い試合を

するのだそうですが、相手がのらりくらりとやってくるともうダメなのだそうです。

先生の頃は相手が ”バシッ” なんて打ち込んできたら 「てめーやりやがったなー!」 とばかり100倍にして打ち返す。

相手がのらりくらりしていれば 「この野郎ーチンタラしやがって!」 と、どんどん相手を押していく。と、おっしゃっていました。

相対的な戦いではなく絶対的な戦いをせよ、という事ですね。

それには練習しかありませんね。もっともっと厳しい練習を積んで自分に自信をつけてもらいましょう。

▲ページの先頭へ

風評被害

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

暑い日が続いている事と思います。水上はもう秋風です。売上も風評被害で秋風です。

水上の今年の夏は暑いだけだからまだ良かったんです。去年は震災の後に東電の節電騒ぎがあって

弊社も館内の冷房を使えず、しかも風評被害でお客様もいらっしゃらない困った年でした。

群馬県は特に観光地が放射能被害や風評被害を受けており、あまりに酷い状況に大沢知事が文科省へ

「群馬県も被害地域に入れろ」 と直談判したほどです。

昨年の福島原発による放射能汚染からお客様の流れも変わってしまいました。

今もお客様が例年の2~3割ダウンといったところでしょうか。それでも当初に比べればだいぶ回復してきました。

去年なんてお客様をほとんど見ませんでした。

あと5~6年も経てば水上も回復するのではないでしょうか。と甘い期待を抱いているのは私くらいで、町は 「もうどうにもならない」

と思ったらしく、どうも町にコンサルをいれるようです。もうだめなんですかね。

お客様の来訪者数で顔をしかめた話があります。

今年のゴールデンウィークは風評被害に祟られて前年を割った業種が多かったそうです。(銀行談)

東電の原発事故が起きた年より悪いというのだから相当な悪さです。なのに新聞には「ゴールデンウィーク期間中

みなかみ町は前年比27.8%アップ」と書かれました。私は驚いてすぐに観光協会へ電話を入れました。

観光協会でもすでに話題になっていたらしく 「私たちも数字の出所を確認しようとしたところです」と答えが返ってきました。

結局数字の出所はみなかみ町役場の観光商工課だとわかりました。観光商工課へ確認の電話を入れると

「アンケートをとった何軒かの旅館の前年比の数字です」 と言われました。それがみなかみ町27.8%アップと新聞に

載ってしまっていたんですね。新聞てそういうものなのですか?

先日も ”水上2011年度の入り込み客数前年度比6.8%増” と出ていました。これもみなかみ町役場の

観光商工課が出した数字だそうです。あんなに暇だった震災の年にお客様が増えるはずがないと思い観光商工課に

電話すると 「旅館組合から出てきた数字です」 と返事が返ってきました。東電の風評被害で一番影響を受けたのが

旅館だと思っていたのですが ・ ・ ・ 。

あと何年か経てば、と心の中では前を向こうと思うのですが、現実問題として弊社の前の山も、まだ0.23マイクロシーベルト

だと役場から言われました。知らぬ仲ではないので役場からは、まだ問い合わせが多いのでHPから確認してください、と

言われました。やはりお客様も気にかかっているのですね。

 

先日、商工会の方が見えて 「観光関連の風評被害は酷いもんです。水上地区はまだましです」 と話していました。

水上よりも尾瀬が関係している沼田、白沢、片品、老神、といった地区はもっと深刻な状況で潰れている会社も

でているという話でした。尾瀬の関係地区は元々お客様も多い所なので動かすお金も大きかったそうです。

商工会の方は尾瀬のお客様が戻る気配が見えないと心配していました。それと商工会の方が 「心配事がもう一つ ・ ・ 」

と話していたのが沼田市役所の取り立ての事です。風評被害で会社が回らず税金の滞納者が増えていて、それに対する

沼田市役所の取り立てが異常なほどに強行なんです、と話していました。

私もその話は組合員から聞いていて、子供の貯金をおろせだとか手形を切れだとか相当な事を言われているらしいと話すと、

もうそういうレベルの話ではなく、商工会の会員の中には相当神経を病んで、「もう会社を終わりにしたい」 とか 「家を

売るしかない」 とかせっぱ詰まった話が出ていて自殺者が出かねない状況だ、と肩を落としていました。

東電の風評被害で売上が落ち込んでいる中、いくら市役所が脅しをかけても無い物は払えないだろうに、ここまで

執ように市民を追いつめるのは得策とは思えません。あと何年か経てば会社も元に戻ってきて税金も滞りなく支払える

ようになるだろうにここで会社を潰させては元も子もないと考えないのでしょうか?

前にも話しましたが、税務署はこの風評被害の状況を良く把握していて 「状況はわかっています。払えるようになったら

お願いします」 と、こういった災害時の延滞金の減免措置の申込書を各事業所を回って配っています。状況を良く理解した

適切な対応だと思います。沼田市の事業所の税務署を見る目が一変した出来事であったでしょう。人の対応というのは

鏡に映すようなもので税務署からそんな予期せぬ温情をもらったものだから、滞納している仲間も市役所より税務署の

支払いを優先したようなんですね。どうも市役所はその辺も面白くなくて滞納者へ毎日のように嫌がらせを繰り返している

らしいんです。市役所は東電の風評被害は関係ないという立場だそうですからもう手が付けられない状態です。

自民党でも民主党でもいいですから一度この状況を見に来てくださいよ。そうでないと暴国の他に国内からも暴動が

おきますよ。

 

▲ページの先頭へ

ユーロ圏

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

また通勤途中のラジオで裏話を聴きました。ラジオって良い情報源ですよね。

この話はNHKだったのでまんざらいい加減な話ではないんだろうなー?と思いながら聴いていましたが

当事者達にとってはかけひきに継ぐかけひきの大交渉であったろうと容易に察しがつきました。

事は ”ユーロ” の話です。東西ドイツが統合され、このままでは近い将来ヨーロッパ諸国において

敗戦国であったドイツに主導権を握られる恐れが出てきた。そこで統一通貨ユーロの実現を急ぐ必要にかられ、

拙速に事を進めたためにギリシャを中心としたユーロ危機が生じてしまった。と、こんな内容のお話しでした。

統一通貨を流通させるメリットを盾にしてドイツマルクを押さえ込む。んー、深いですねー。

昔から思っていたのですが、ヨーロッパというのはしたたかですねー。地勢的に各国が隣接しているので

派手なドンパチはやらずに外交交渉によって物事を解決しようという風が感じとれます。

でも、その交渉によって少しでも自国に有利な条件を導き出そうという思惑が錯綜してますよね。よく言う、

敵の敵は味方、だとか、相手の不利益はこちらの利益、だとか、非常に細分化されたポイント制とでも言えば

いいのでしょうか、いわゆる高度な戦術というやつです。

日本はその点において外交が上手ではありませんね。幸か不幸か大陸から海を隔てた島国だったので

歴史的にも頻繁に外交をする必要がなかったのかもしれません。特に昨今の外交は一般国民からも不満がでるほどです。

まあ、外務省に言わせれば 「政府が長期的な展望を示せないからだ」 と言うでしょうが。

国の存在危機や国民生活の危機の回数が少ないというのは国民にとって幸せな事ですが、それ故に外交交渉の腕は

上がらなかったようです。

考えてみればそうですよね。ヨーロッパ諸国は、隣の国とその先の国が戦争でもしようものなら、こっちの国に

難民は押し寄せるわ隣の国から助けを求められるわで二進も三進も行かなくなってしまいます。だから彼らは

”極力外交交渉によって事を解決する” というDNAを生まれながらに持ち合わせているのかもしれません。

 

 

▲ページの先頭へ

高商支部総会にて

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

前回の支部総会の続きです。校長先生は立派な方だなあ、と感じ入って会を重ねている総会ですが、いやいやどうしてどうして、

虎の子に犬の子なしとは良く言ったもので現場の先生方も多士済々の方々でした。

まず、甲子園の報告を兼ねていましたのでその話から。

野球部の部長、もちろん先生ですが、その部長が高商野球部の方針を話されました。監督の方向性として戦略や戦術を駆使しての

タイプと言うより個々の戦力をアップして将来に望む方向をとるでしょう、とおっしゃっていました。いわば基本方針ですね。

甲子園を目指すには戦術も必要だが選手一人一人の力の底上げが先だ。という事でしょう。これは今回の甲子園行きで

得た課題でもあるでしょうし、監督が高商現役時代に甲子園で学んだ教訓でもあるのでしょう。確かに甲子園で勝ち進んでいる

選手は、バッターボックスで 「かかってこい」 と言わんばかりの迫力が感じられます。きっと、監督は選手にそれくらい

己に自信が持てる実力を付けさせたいのでありましょう。しっかりとした方針の基に進む事ができる生徒はそれだけでも

幸せだと思います。

さて、総会後の懇親会で注ぎつ注がれつテーブルを回っておりますとサッカー部の先生と立ち話となりました。

いつから、どんなきっかけで高商がこんなに質の良い学校になったのかじっくり聞いてみたいと思っておりましたので

先生にその辺を聞いてみました。先生は79回卒とおっしゃっておりましたので私より7つ年下です。

先生がおっしゃるには取り組みは15年前からだそうです。来客者に歩きながらの挨拶は失礼ではないか?

挨拶するなら立ち止まって挨拶しよう、と始めたそうです。そうなんです。その辺りから私はびっくりしていました。

保護者会やら同窓会やらの会議で校門をくぐると、すれ違う生徒が立ち止まって元気良く挨拶するんです。

私達の頃は考えられませんでした。私達の頃は来客者が入ってくれば、何だこいつ、とジロジロといぶかしい目で

見る生徒だっていました。今はそんな生徒は見当たりません。

まず始めたのは運動部でそれから全体に行き渡ったそうです。今ではモットーが 「みっちり勉強、はっきり挨拶、しっかり清掃」

になっています。このしっかり清掃は良いですね。すごく実践的です。先生の中には高商に赴任してきて、この校風は良い、と

自分の子供を高商に入れたという先生もいらっしゃいました。特に高崎市内で娘を持っている親御さんに ”安心して預けられる” 

というので人気があると聞きました。実業高校なのに入試競争率は県下でNO,1です。変われば変わるもんです。

進学先も変わりました。私達の頃は日東駒専、いわゆる私立の中堅大が関の山でした。国公立なんて一人か二人。

ところが今は六大学へ進む生徒もいるし国公立に進む生徒もいる。どうかしちゃったんじゃないか、と感心するばかりです。

昔を思い起こせば、短ラン、長ラン、ボンタン、ソリ、まつげの細いのもいました。そうした我々世代の前後20年くらいの

方達のお陰で学校規律を立て直すきっかけが生まれた事も事実でしょう。彼らが今の高商を作る大本になったと

言えなくもないとは言い過ぎでしょうか?振り子ってちゃんと返るんですね。

 

▲ページの先頭へ