ユーロ圏

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

また通勤途中のラジオで裏話を聴きました。ラジオって良い情報源ですよね。

この話はNHKだったのでまんざらいい加減な話ではないんだろうなー?と思いながら聴いていましたが

当事者達にとってはかけひきに継ぐかけひきの大交渉であったろうと容易に察しがつきました。

事は ”ユーロ” の話です。東西ドイツが統合され、このままでは近い将来ヨーロッパ諸国において

敗戦国であったドイツに主導権を握られる恐れが出てきた。そこで統一通貨ユーロの実現を急ぐ必要にかられ、

拙速に事を進めたためにギリシャを中心としたユーロ危機が生じてしまった。と、こんな内容のお話しでした。

統一通貨を流通させるメリットを盾にしてドイツマルクを押さえ込む。んー、深いですねー。

昔から思っていたのですが、ヨーロッパというのはしたたかですねー。地勢的に各国が隣接しているので

派手なドンパチはやらずに外交交渉によって物事を解決しようという風が感じとれます。

でも、その交渉によって少しでも自国に有利な条件を導き出そうという思惑が錯綜してますよね。よく言う、

敵の敵は味方、だとか、相手の不利益はこちらの利益、だとか、非常に細分化されたポイント制とでも言えば

いいのでしょうか、いわゆる高度な戦術というやつです。

日本はその点において外交が上手ではありませんね。幸か不幸か大陸から海を隔てた島国だったので

歴史的にも頻繁に外交をする必要がなかったのかもしれません。特に昨今の外交は一般国民からも不満がでるほどです。

まあ、外務省に言わせれば 「政府が長期的な展望を示せないからだ」 と言うでしょうが。

国の存在危機や国民生活の危機の回数が少ないというのは国民にとって幸せな事ですが、それ故に外交交渉の腕は

上がらなかったようです。

考えてみればそうですよね。ヨーロッパ諸国は、隣の国とその先の国が戦争でもしようものなら、こっちの国に

難民は押し寄せるわ隣の国から助けを求められるわで二進も三進も行かなくなってしまいます。だから彼らは

”極力外交交渉によって事を解決する” というDNAを生まれながらに持ち合わせているのかもしれません。

 

 

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