私の高校の同級生で先生をやっているのが何人かいる。
彼らに共通しているのは部活動に熱心で生徒のために休まず学校に通っている事。
学校に行かない日はどこかに遠征に出ている時だ。
新聞などで部活動は先生方にほんの少ししか手当がつかないと読んだ事がある。
だけど私の同級生からそれについての不満を耳にした事はない。
出来の悪い同級生ではあるがお世辞抜きで、偉いなー、と思う。
考えてみると彼らは高校時代とやってる事が変わらないようだ。
変わったのは習う立場から教える立場になったという事。
みんな奥さんもいるし子供もいる。
傍から見ていて「大変だろうなー」と思っている。
そのうちの一人が彼が担当するべき部活のない学校に赴任した。
最初は「気が抜けたようだ」と戸惑っている様子だったが、
久しぶりに会うと、
「世間には土曜日曜っていうもんがあったんだよなあ-、
この歳になってやっとわかったよ」
と言っていた。
やはり部活がなくて寂しいのかなと思い
「また次の赴任先で突っ走れるだろ」
と励ますと、
「土日の味を覚えちゃったから、元に戻れるかなー?」
と、かえって不安を口にしていた。
「神様がくれた休みだからちゃんと貰っとけ」
と、誰かが言うとみんなうなずいていた。
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弊社のHPに問合せが入りました。
谷川岳のPAで弊社のもつ煮定食を長らくごひいきにして頂いている
お客様からのメールです。
内容はお客様のご自宅か会社の近くでどこか谷川岳のもつ煮を売っているところは
ないか? 部署が変わり谷川岳PAに寄れなくなってしまった。
というメールでしたが、
メールの中にこんな文面がありました
「谷川岳PAでもつ煮定食を食べずに他のものを食べている人を見ると
この人は何しに谷川岳PAに寄ったのだろうと思うくらいお宅のもつ煮が好きです」
いやー、嬉しいの一言ですね。
営業でうちに出入りしてくれる業者さんでもないのにここまで言われると
有頂天になるなと言う方が無理な話です。
人間には二つの種類があると言われています。
一つは、厳しく叱咤されて「何くそっ!」 と奮起する人間。
もう一つは、褒められて自信をつけていく人間。
私は後者の方なので私と付き合いのある方は
このお客様のように褒めて頂くと宜しいかと思われます。
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先日、ひょんなことから化粧品の専門家とお話しする機会を頂きました。
もちろん女性用です。
女性用の化粧品がバカ高いのは私も知ってます。
カミさんに言わせると、だから女性はスーパーの商品価格を気にして
少しでも安い品を買うのだと言う。
その安く買った差額をこつこつと貯めて化粧品代に当てるのだそうだ。
誰もあんたの顔なんか見ないよ、と思うのだがそういう問題ではないらしい。
女性の性ですな、性。理屈じゃあないんです。
専門家の先生がおっしゃるには有名メーカーの化粧品と同じ成分の化粧品が
安価で出ているのだそうです。
でもあまり有名でないメーカーであったり安っぽかったりして女性からすると
評価や信用がいまひとつなんだそうです。
一つの例で、と先生がおっしゃっていたとても高いメーカーの化粧品、
私は聞いたこともないメーカー名で名前も忘れてしまいましたが
女性にとっては普段買えない羨望の品らしく、それとニベアが同じ成分なんだそうです。
ニベアですよ、あのスーパーに行けば必ず棚にあるニベア。
先生からすればその成分表示を見て物理的には効果は同じだとおっしゃいます。
だけど、精神的な効果には海と山ほどの違いがあるとおっしゃっていました。
鏡の前に座って、これで私もCMに出ている女優のように綺麗になれると信じて
たか~い化粧品をわくわくしながらゆっくり丁寧にお顔に塗るのと、
PTAの集まりだからとりあえずこの化粧品でいいわと心の張りもなく
適当に手にとって適当にお顔に塗るのとでは
同じ成分でも本当に効果が違うとおっしゃっていました。
まあ、人間なんてのは気持ちで生きている生き物ですから分かる気がします。
ここからが経済学ですが、では何で同じ成分の化粧品に
海と山ほどの価格の違いがあるのか?
先生のお話は明快でした。
「それは、桃井かおり代と綾瀬はるか代です」。
ん~、納得。
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表題は私の事です。
先日、大学の先生が退任されるのでその祝賀会打合せの帰りのでき事です。
私が帰りの新幹線に乗り遅れそうになり騒いでいると懇意にしている先輩が
山手線だと間に合わないが中央線なら間に合うと冷静に時間を計ってくれました。
場所は新宿副都心です。
しかし、私の頭では中央線でも山手線でも東京駅までの時間はそう変わらない事に
なっています。中央線は秋葉原で山手線に乗り換えなきゃならないし・・・。
実は私、この歳まで中央線と総武線がいっしょだと思ってました。
中央線が東京駅まで行っているなんて知りませんでした。
だから秋葉原で乗り換えが必要だと。
優しい先輩は困惑している私に、「いっしょに行ってやるよ」と
新宿駅の中央線乗り場まで案内してくれました。
先輩のお陰でぎりぎりで新幹線に間に合いました。
学生時代、東京に居りましたが中央線と総武線の違いについて日大では
教えてくれませんでした。
新幹線に乗っているとその先輩から、
「お前、来週恵比寿に出張だと言ってたな。君に恵比寿は無理だな」
とメールが入りました。
とんだ田舎者がいたものです。
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上の子が高校2年の時に新聞を取り始めました。
大学を受験したいと言うので、それなら新聞くらい読め、と
新聞屋さんへ電話しました。
日経を取ってもうちの子には難しかろうと読売新聞をお願いしました。
昔なら大学受験には朝日新聞、と相場は決まっていましたが、
ここ数年の朝日は評判が悪かったので読売にしました。
翌日、会社から帰宅するとカミさんが、今日朝日新聞の人が来た、
と言います。
読売を頼んだろ? と私が言うと、
新聞屋さんが来て、「朝日新聞の社員が回っていて購読をお願いしてます。
話だけでも聞いてやってください」と言うんだそうです。
カミさん、朝日新聞の方の話は一応きいたけど頭を下げてお断りした
そうです。
朝日新聞の部数が落ち込んでいるので社員がテコ入れに回っているとの事でした。
こんな群馬の片田舎まで回るなんて大変だなー、とその時はカミさんと
話していましたが、今は朝日新聞の慰安婦が捏造記事だった事もバレてしまったので
もっと大変でしょうね。
雪印の例もありますが、大企業でも一歩間違えると大変な事になるんですから
私も他山の石としようとあらためて思いました。
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東電の放射能被害、または風評被害の話が出なくなった。
忘れられたのだろうか?
水上の放射能レベルは基準値以下になったという。
確かにお客様がいらしてもその話をする方は少なくなったようだ。
だけど、うちの店の前にある湯桧曽川に釣り人は去年も来なかった。
以前は漁協の監視員が鑑札を購入せずに釣りをしている人を見回るほど
釣り人が来ていた。
昨年、釣りが趣味の高崎の先輩と話をしていると水上にはずっと行っていないと
言われた。
そして、水上の川は放射能が酷い、と当たり前のように言われたのを覚えている。
釣り人の間では常識的な話のようだった。
山もそうだ。
春には山菜採りのお客様が山に入り、国道から色とりどりの服が点々と
散らばっているのがよく見えた。
地元の人が、「都会の人が山菜採りに来ると若い芽まで採ってしまう」と
ぼやいていたのは何年も前の事だ。
近年は山菜採りの姿も見ない。
今年の春は戻って来るのだろうか?
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昨年、会議の後の懇親会で先輩と飲んできました。
飲んだといっても私はあまりお酒が飲めないので、せいぜい焼酎の水割りを
2、3杯といった程度です。
その日私は気分が乗っていたらしく本能寺の変に新しい文献が見つかった話や
銀河系とアンドロメダが40億年後に衝突する話などをしました。
遠い過去や未来に思いをはせる浪漫いっぱいの話です。
しかし、浪漫を解さない先輩は 「どうでもいい話だ」と言って乗ってきません。
超現実主義な先輩なんです。
人間は心に余裕が必要です。私の脳などはパソコンのハードディスクのように
使用領域がチョコッとあるだけ。だから脳内を悠々と色々な情報が行き交ってます。
余裕がありますね。
それにひきかえ先輩の脳は使用領域が多すぎてハードディスクに余裕が
なくなってるんじゃないかな?
クリーニングが必要ですかね。
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先日ラジオで 「不可能性の時代」という話をしていました。
自分の理想を追っても今の社会ではそれを実現できないのを理解してしまっている、
だけど、どんな社会になればよいのか分からないでいる。
そんな感じの内容じゃなかったかなー。
具体的な例として、今の資本主義社会という船は私たちに思いっきり格差を
つけてしまっているが周りは荒海でとても船から降りられない。
それではと、違う船へ乗り移ろうと思ってもその船は社会主義・共産主義という
もっと危なっかしい船でとても乗り移る気にはならない。
だから、仕方なく資本主義という船にしがみついている。
そんな事をラジオでは言っていました。
それを聴きながら、日本で移り変わってきた様々な時代はどうやって変わってきたのだろうと
ぼんやり考えていました。
公家社会から武家社会、それから戦国の時代もあって世界の列強を目指した
明治の時代もあった。昭和の戦争もあったし今の私たちがいる現代の社会もある。
次の時代ってどんな社会なんだろう?
それは何主義って言うんだろう?
そんなとりとめのない事がただ漠然と頭の中を通り過ぎていました。
私の頭じゃそんな事は真剣に考えてみたところで結論なんか出せませんから
頭の中を通り過ぎて行くくらいでちょうど良いのですが、
なぜか、映画三丁目の夕日の映像が思い出されました。
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高商の秀麗会に行ってきました。
行ったと言えば聞こえは良いですが、私なんぞは先輩方をお送りするドライバーです。
母校の同窓会組織にあっては30代、40代なんてのはペーペーなんです。
秀麗会は高商の運動部OB・OGの組織で毎年この時期高崎のホテルで開かれます。
暇なのか熱心なのか200人くらい集まりますかねー。
OB・OGはもちろん、支部の方、先生方、そして全国大会出場の生徒達が集まります。
私はペーペーですが、このところ支部の来賓として出てますので偉い席に座ってます。
しかし、何です。
部活動の顧問の先生方はプレッシャーでしょうねー。
毎年自分の部の実績を壇上で発表させられて。ダメな年だってありますからねー。
初めて赴任した先生などは 「ゲッ!なんじゃこりゃー」の世界でしょうね。
今年は男子空手部が世界大会で2位だったとか。凄い!。
おめでとう!。
生徒達の紹介の最後に空手部が演舞を披露してくれました。
森厳、魂の呼吸、不乱、ここに極まるかと思われる峻烈な動き、
会場はまさに水が打たれた状態。
演舞の終了でこの世に戻された感じでした。
そして惜しみない大きな拍手。
ここにいるOB・OGは君たちの活躍を期待してます。
がんばってください。
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大学のゼミの先生が退任されるとの事で祝賀会の打合せに行ってきました。
先生もいらっしゃいました。
若いですねー。
先生は、「もう齢70になる」とおっしゃっていましたが
どう見ても50代から60才くらいにしか見えませんでした。
私と違って頭脳労働されている方は老けた感じがないんですね。
先輩方や後輩達ともいろいろ話をしてきましたけど総じて受けた印象は、
インテリジェント、って感じでした。
学生時代の幼さと言うか、足りなさというか、そういった感じがもうなくて
みんな振る舞いが紳士的で落ち着いていましたね。
でも会場のどこかでまだ一気飲みのコールが聞こえました。
元気な奴もいるようです。
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