法事にて

モツ煮家店主のブログ

先日法事で親戚筋が集まりました。

その中にまだ幼稚園にも通っていないくらいの男の子が一人いました。

暇なのでその子をじっと観察しているととても面白い。

へたなお笑い芸人よりもよほど楽しめました。

昼食時、会場をあちこち遠征しては席に戻り料理を頬張ります。

もちろん口の周りにはタレやらみそやらがべったりとお約束の通り。

ほっぺたの白いのは豆腐のかけらでしょうか?

きっとママからお口の周りは汚さないように躾られているのでしょう。

手の平と手の甲でそれを無造作にぬぐっています。

しかし、お口の周りを汚さないという点ではママの教えはしっかりと守られています。

さて、問題のその手は今度はどこにいくのか?

興味津々、まことに観察のしがいのある子です。

その手は私の予想をあやまたずシャツのお腹の辺りでクリーニングされています。

おっと、お尻の方面にも手が伸びています。

これで完璧。

あらあら、また食事が再開されるようです。

おもむろに天ぷらをつかみました。

大胆にもそのまま鷲づかみで口に運んでいますが天ぷらが大きすぎて口に入らないもよう。

すでに口の周りはテカっています。

大口を開けて挑んでいますがお口には少ししか入らなかったようです。

手に持っている天ぷらの大きさでそれは逆算できます。

私の隣のカミさんも大笑い。

おっと、また席を立ちました。パパの方に向かっています。

パパは近所のおじさんと話し込んでいます。

あー、パパの肩をもみ始めました。

何も知らないパパは笑顔で 「あ~気持ちいい~」 なんて言っています。

今度は少し離れたママに後ろから抱きつきました。

あー、ママの襟から背中からあの問題の手がペタペタ。

あっ、今度はこちらに来た!

なんと私の肩をもみ始めました。

ああ~!

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身だしなみ

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カミさんが子供を叱っていた。

周りへの気遣いが足らないという事だった。

うちの子は剣道をやっているのだが剣道をやっていると着替えた後でも

どうしても防具の臭いがついてくる。それはしょうがない事だ。

ただ、周りの人のためにその臭いを少しでも抑える努力はしなくてはいけない。

特に電車やバスなどの箱ものの中でこの手の迷惑をかけてはいけない。

うちの子はそれが出来ていなかったようだ。

8✕4やシーブリーズでもいい、消臭スプレーでもいい、

何も無ければぬれタオルで体を拭くだけでもいい。

とにかく周りの人に不快な思いをさせないよう防具の臭いを抑える努力をして

気遣いをしなさい、という事だった。

「その気遣いをしないでいきなり電車やバスの中に入って来るのはテロと同じだ」

とも話していた。

後でカミさんに 「テロとは大きく出たな」 と言うと

男性にはわからないが、妊娠している女性は本当に臭いに敏感になっていて

嫌な臭いがすると吐いてしまう時もある。電車やバスの中でそんな事をさせては

申し訳ない。と言っていた。

この日のカミさんは正論であった。

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きのこ屋さんのグチ

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秋になるとうちの会社の前の通りにきのこ屋さんが何軒か店を出します。

紅葉を見にいらしたお客様がきのこを買うためによく車を止めていました。

”止めていました” というのは過去形で、ここ何年かはきのこ屋さんを

あまり見かけません。

東電の放射能の風評被害でお客様がキノコを買わなくなったそうです。

「こんなのが続けばうちも店じまいだ」

先日、うちの会社のすぐ近くに店を出すきのこ屋さんが買い物に来てくれて

そう言ってました。

もう東電の風評被害も終わったのかな? と思っていましたが

まだ続いているようです。

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やっぱり美味しかった

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温泉まんじゅうを50年ほど見ている。

岳ふくは30年。

生大福は20年くらいかな?

もつ煮は10年とちょっと。

うちの商品はみんな美味しいと思うけど毎日見てると

食べたいという欲求がなかなか頭を持ち上げてこない。

うちの商品を食べるのは工場での官能検査の時くらい。

官能検査は味わって食べるもんじゃないから、検査で食べる商品の味は

脳にある美味しさを感じる中枢には届かない。

だけど、このゴールデンウィークに新店舗がオープンしたので

その責任において新店舗でもつ煮定食を食べてみた。

もちろん代金を払ってお客さんとして食べたんですよ。

美味しかった~!

この美味しさ、久しぶりでした。

工場で食べるのとは大違い。

美味しいものを作ってお客様から「美味しい~」と言われて

いい気になるのが私の趣味なんですが、やっぱりお客さんとして店に入って

旨いものを食べるのにはかないません。

どこかの店で美味しいものを食べるとすぐに「これ、作ろうかな~」なんて

考えちゃうんですけど、これも考えものですね。

楽しみが減っちゃう。

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企業戦士

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弊社の新店舗「いさごや湯原店」はファミリーマート水上湯原店様の隣にあります。

この両店がオープンできたのは、ファミリーマートの開発担当者I氏の

ご尽力のお陰です。

もし、I氏が担当でなかったらこの両店のオープンは無かったでしょう。

I氏には大企業が大企業として存在できる理由を見せて頂きました。

たぶん、I氏の辞書には ”時間” と ”体” の二文字は無いでしょう。

そのあたりの事はファミリーマートのオーナーさんも述懐していました。

急ぎの仕事とはいえ、夜の10時、11時頃に「今から行きます」なんて

オーナーさんの会社へ足を運んだり、打合せが終わったお昼頃(昼間のお昼ではありません)に

「これから会社に帰って作成します、明日の朝にはお持ちします」なんて話を

何度も聞きました。

ファミマのオーナーさんは「あの人はいつ寝るんだろう?」と逆に心配していました。

I氏は特別中の特別だと思いますが、それにしてもああいう人が何百人も何千人も

いるというのが大企業が存在している理由なんだと理解しました。

ですが、Iさん、これからはご家族のためにも少しだけお体をご自愛ください。

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カーペンターズ

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表題は新店舗を作ってくれた工務店さんの車に書かれていた文句です。

その車には英語で書かれていましたが、私は英語ができずスペルがわからないので

カタカナで書きました。グループサウンズを連想された方は残念でした。

この工務店さん、昭和村のY工務店さんなのですが、

仕事が丁寧で良心的だという評判で注文が混み合っていて

工事をお願いしても順番待ちだそうです。

会社の信用というのは大切ですね。

Y工務店さんの現場での仕事を拝見していて感じたのですが、

腕の良い職人さんというのは仕事を「した」、「しない」、という

レベルで物事を考えていないですね。

自分で納得のいく仕事ができたかどうか、というのが彼らの「仕事をした」という

基準になってるようです。

ある時、Y工務店さんが工事の済んだ床を全部剥いでしまいました。

私は余計な口出しはしない主義なのでその時は黙って見ていました。

そして後日その事を聞いてみると、ふくらみが出たから、だそうです。

正直そのふくらみというのは私には分かりませんでした。

そのやり直した代金も別に請求されていません。

あくまで彼らは自分の頭にある完成度でそれが出来上がらないと納得せず

当たり前にやり直すんですね。

何か無言の職人の矜持を見せつけられた感じがしてちょっと感動してしまいました。

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懐かしの同級生

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ここ1ヶ月色々と忙しくてブログも書けませんでした。

普段なら、ブログを書かねばいかんなー、と強迫観念のように思い出すのですが

ここのところはその強迫観念さえも忘れていたようです。

先日、同級生のOが奥さんと遊びにきてくれました。

これでやっと、ブログを書かねば、と思い出しました。

Oは高商時代の同級生、バスケ部にいました。彼とは10年ぶりか20年ぶりくらい。

今では立派に更生して有名企業に勤めています。

子供が2人大学に行っていて大変だ、と話してました。

どこの家もそんな話題がでる歳になったんだなー、とつくづく思いました。

O、また遊びに来てねー!

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てんやわんや

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自分で表題に「てんやわんや」と書き入れましたが、

はて? 「てんやわんや」の語源はなんだろう? などと悠長な考えが

頭をよぎりました。

まったくおめでたい頭だと自分でも思います。

表題を「てんやわんや」にしたのは新店舗の準備で

まさしく私の頭が「てんやわんや」状態になっているからです。

コップに水を注ぎ続けると水はあふれてしまいます。

これが今の私の頭。

先輩とY工務店さん、従業員、その他大勢の皆さんに助けて頂いて

ようやく開店の日を迎える事ができます。

感謝いたします。

明日、4月30日にいさごや湯原店がオープン致します。

ファミリーマートみなかみ湯原店様の隣です。

よろしくお願い致します。

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新店舗オープン

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この4月30日に支店がオープンします。

今度のお店はおみやげ用のもつ煮の販売だけではなく

もつ煮定食も食べられるようにしました。

水上にお越しの際は是非お立ち寄りください。

住所 群馬県利根郡みなかみ町湯原830

   いさごや湯原店

TEL 0278-72-4955

ファミリーマートみなかみ湯原店様の隣です。

店舗内はファミリーマート様とウォークスルーできます。

ご来店お待ちしております。

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ベジブロス

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新商品の試作でダシに使うベジブロスを何度も作っています。

農場経営者やシェフから教えを請いながら試行錯誤の毎日です。

先生方から「基本だ」と言われたベジブロスが、玉ねぎとにんじんとセロリ。

ちょっと煮込めばコンソメスープのいい香りがしてきます。

しかし、ここまで来るといつも思う事があります。

それは、セロリを入れるという発想は誰がしたんだろう? という事。

玉ねぎやにんじんは思いつく人もいるであろうと不思議には思いませんが、

ここにあの香りの強いセロリを入れようと考えた人は凄いと思います。

何度も何度も試作を繰り返してセロリという発想に至ったのか、

それとも、コーヒーの起源が山火事であったと言われるような偶然に出遭ったのか、

はたまた、清酒ができたとされる濁り酒に灰をぶち込むような事件があったのか?

新商品の試作をしているんですが、私の思考はいつもここでわき道にそれてしまいます。

そして、最後に漢方薬の始まりと効き目の確かめ方ってどうやったのだろう? 

というところに行き着きます。

新製品の試作がなかなか進まないのはこういう理由があるんです。

だって、漢方薬って飲み続けてだんだん効果が出てくるもんじゃあないですか。

最初に試した人はどうなんでしょう?

漢方薬ってたくさんありますよね?

もしも毒になるものを飲んでたら死んじゃいますよ。

いや、どんな効果があるのか確かめる段階で亡くなった方もいるはずです。

数ある漢方薬が確立されるまでの道のりって大変だったんだろうなー。

というふうに勝手に頭が進むので新商品の開発がどんどん遅れていくのです。

ベジブロス - コーヒー豆 - 清酒 - 漢方薬。

私の頭は今日も回っています。

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