法事にて
先日法事で親戚筋が集まりました。
その中にまだ幼稚園にも通っていないくらいの男の子が一人いました。
暇なのでその子をじっと観察しているととても面白い。
へたなお笑い芸人よりもよほど楽しめました。
昼食時、会場をあちこち遠征しては席に戻り料理を頬張ります。
もちろん口の周りにはタレやらみそやらがべったりとお約束の通り。
ほっぺたの白いのは豆腐のかけらでしょうか?
きっとママからお口の周りは汚さないように躾られているのでしょう。
手の平と手の甲でそれを無造作にぬぐっています。
しかし、お口の周りを汚さないという点ではママの教えはしっかりと守られています。
さて、問題のその手は今度はどこにいくのか?
興味津々、まことに観察のしがいのある子です。
その手は私の予想をあやまたずシャツのお腹の辺りでクリーニングされています。
おっと、お尻の方面にも手が伸びています。
これで完璧。
あらあら、また食事が再開されるようです。
おもむろに天ぷらをつかみました。
大胆にもそのまま鷲づかみで口に運んでいますが天ぷらが大きすぎて口に入らないもよう。
すでに口の周りはテカっています。
大口を開けて挑んでいますがお口には少ししか入らなかったようです。
手に持っている天ぷらの大きさでそれは逆算できます。
私の隣のカミさんも大笑い。
おっと、また席を立ちました。パパの方に向かっています。
パパは近所のおじさんと話し込んでいます。
あー、パパの肩をもみ始めました。
何も知らないパパは笑顔で 「あ~気持ちいい~」 なんて言っています。
今度は少し離れたママに後ろから抱きつきました。
あー、ママの襟から背中からあの問題の手がペタペタ。
あっ、今度はこちらに来た!
なんと私の肩をもみ始めました。
ああ~!