カーペンターズ
表題は新店舗を作ってくれた工務店さんの車に書かれていた文句です。
その車には英語で書かれていましたが、私は英語ができずスペルがわからないので
カタカナで書きました。グループサウンズを連想された方は残念でした。
この工務店さん、昭和村のY工務店さんなのですが、
仕事が丁寧で良心的だという評判で注文が混み合っていて
工事をお願いしても順番待ちだそうです。
会社の信用というのは大切ですね。
Y工務店さんの現場での仕事を拝見していて感じたのですが、
腕の良い職人さんというのは仕事を「した」、「しない」、という
レベルで物事を考えていないですね。
自分で納得のいく仕事ができたかどうか、というのが彼らの「仕事をした」という
基準になってるようです。
ある時、Y工務店さんが工事の済んだ床を全部剥いでしまいました。
私は余計な口出しはしない主義なのでその時は黙って見ていました。
そして後日その事を聞いてみると、ふくらみが出たから、だそうです。
正直そのふくらみというのは私には分かりませんでした。
そのやり直した代金も別に請求されていません。
あくまで彼らは自分の頭にある完成度でそれが出来上がらないと納得せず
当たり前にやり直すんですね。
何か無言の職人の矜持を見せつけられた感じがしてちょっと感動してしまいました。