残された時間

モツ煮家店主のブログ

もつ煮を作り始めてもう十数年になります。

少しづつ認知されてきたかなー? という感じです。

元々お菓子屋なんですが、惣菜の分野に首を突っ込んでからはもうそちらの頭になっています。

見ること聞くことがどれも新鮮で、あれも、これも、と

やってみたい事が盛りだくさんです。

しかし、私ももう50歳。

商いをしている大先輩方をこの目で見てきた感じでは、

世の中の情報を上手く掴んで前衛的に会社を操縦していると感心したのは

60歳かせいぜい65歳くらいまでのような気がします。

それ以降は、なんとなく手腕に切れがなくなったように見えたり、

傍から見ていて疑問符の付くような事をしていると感じたこともありました。

従って、私もいっぱしの判断ができるのはあと10年くらいだろうと思ってます。

諸葛亮が、荊州と益州を押さえた劉備軍中にあって、

「あと20年を経ずして天下統一が成せるのではないか」と自問したくだりが

何かの本にありましたが、その後あの諸葛亮でさえ艱難の道を歩んでいました。

そう考えると、私なんぞはまだまだ茨の道が続くであろうし、

所詮、大先輩方にも及ばないから真っ当な判断があと10年できるなんて

余裕を持ったことなど言っていられないかもしれません。

残された時間は多くないという事ですね。

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山形出張

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出張で山形に行ってきました。

山形は初めてです。

日本海東北道という高速道を通って行きました。日本海東北道なんて初めて聞きました。

高速道ですが、まだ全線は開通しておらず、片側一車線の対面通行でした。

そういえば、関越道も最初は対面通行でした。日本海東北道はこれからの道路のようです。

途中、開通していない区間を一般道で数十キロほど走りましたが、

いやはや周りがみんな凄いスピードで走っていて怖かったです。

きっと「群馬ナンバーの邪魔なのがいる!」って思われたと思います。

酒田中央というICで降りたのですが、これが出来たばかりのICで周りじゅうバイパスだらけ。

ナビがまったく役に立ちません。

迷いに迷い、とうとう隣の庄内町という所に出てしまいました。

知らない土地でもあり、大切な用事だったので時間に余裕をもって

出かけたのは正解でした。

いつも出張にでると、従業員に各地の名産品をおみやげで買ってくるのですが、

そんな余裕もなく、帰りのSA・PAで買えばいいやと思っていました。

ところが、まだ新しい高速道なので売店のあるSA・PAもなく

トイレしかありませんでした。

でも、山形への道は覚えました。

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保護者会長

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下の子が中学で剣道部にいます。

なぜか私に剣道部の保護者会長のお鉢が回ってきました。

子供は中学で初めて竹刀を持つ初心者。

私は朝早く家を出て夜遅く帰ってくる幽霊市民。地元の付き合いなどありません。

まあ、こういうのは回り番だろうからと渋々引き受けました。

後で、「何で私なの?」と訳知りに聞くと、

子供が剣道の初心者だから、道場の派閥関係にからまず、地元のお付き合いもないから

しがらみもない。

従って、何か失敗しても、「素人だからな」、と周りが大目に見てくれる存在だったようです。

まあ、消去法的人選ですな。

訳知りによると、遠征や防具、会場や行事まで、何から何まで、

〇〇道場の関係、〇〇先生の関係、〇〇会の関係、と

痛くもない腹を探られるので色々とやりずらいとの話。

そこに、颯爽と現れたのが竹内君だったようです。

馬鹿とハサミは使いよう、とは良く言ったもんです。

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暖冬

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今年の冬は本当に暖冬のようです。

今まではテレビで暖冬といっても、水上にはせっせと雪が降っていました。

だけど、この冬は暮れからお正月にかけても水上にほとんど雪はありませんでした。

スキー場の積雪表示も ”一部滑走可” だったと思います。

従って、スキーのお客様の出足もイマイチ。

雪がないので、ホテルのキャンセルも出たそうです。

私も、例年なら駐車場の除雪に追われている頃ですが

今年はまだブルも出動していません。

こんな楽な冬は初めてです。

しかし、世の中というのは苦楽が背中合わせに出来ているもので

雪不足ということでスキーのお客様も少なく、

従って私たちの実入りも少ない。

なかなか簡単ではないようです。

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パンとビール

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親戚でパンとビールを自分で作っている人たちがいます。

パンを作っているお宅は、自分でパンを焼くようになってから

市販されているパンが食べられなくなったと言ってました。

「そんなに旨いのか?」

と聞くと、

「そういう訳じゃあないんだが」

という返事。

旨い不味いじゃなくて食感の違いだそうです。

やはり、焼きたてはいいんでしょうなー。

ビールを造っているお宅は、どうも商売にしたいような感じですね。

こちらも、旨いというよりは世に出回っていない色々な味を作れる

のが楽しいらしいです。

酒の弱い私にとってビールというのは、ただ苦いだけの飲み物で

あれのどこに旨さを感じるのかわかりません。

ビールの味ねー・・・。

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幸せの瞬間

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毎年の事ですが、年末に忘年会が続きました。

お酒の弱い私にはちょっと辛い季節です。

そんな中、ある忘年会で仲間から心温まる話を聞かせてもらいました。

宴席で無駄話に花が咲いている頃、彼が私に言いました。

「竹内さんは今までに心から、”幸せだなー”、って感じた時がありますか?」

私は、「これから幸せを実感する予定になってます」と答えました。

彼は続けます。

「私は今までに、2回、”幸せだなー”って感じた時があります。」

「1回は、高校を卒業して、”明日から部活をしなくていいんだー” と気が付いた時」

「もう1回は、娘が小さい時にだっこをしてブランコに乗った時です。

この時は、今までに感じた事がない幸せを感じました」

彼は、この娘さんとブランコに乗った時の幸福感が忘れられないらしく

一生懸命その時の幸せな感覚を私に伝えようと、言葉を代えては何度も何度も

繰り返し話していました。

彼が言うには、どこから湧き出てきたかわからない、今まで経験したことがない幸福感で、

彼はその感覚に「包まれた」と言っていました。

よほど幸せな瞬間だったんだろうなー、と察しはつくものの、

たぶん、その幸福感は娘さんを持った父親だけが感じることが出来るものなんだろうなー、

と何となく思いました。

だって、私は包まれたことないですから。冷たい親なんですかね。

まあ、しかし、その幸せと ”明日から部活をしなくていいんだー”、という幸せは

また別物だとは思いますが、その辺りを一括りにしているのは彼の愛嬌でしょう。

お陰様で、この日は私まで何かほのぼのとした感じをもらいました。

いい一日でした。

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三者面談

モツ煮家店主のブログ

秋の終わりに下の子の三者面談がありました。

下の子は中2。

先生から「どの高校にする?」と聞かれて、

「う~ん、まだ決まってません」

「なりたい職業はあるか?」と聞かれ

「う~ん、わかりません」

「小さい頃にあの仕事格好良いな~、なんて思ったことない?」と聞かれ

「う~ん、ありません」

ついに先生も、「う~ん、そうか」

「まだ時間はあるからこれからいっしょに考えていこう!」

「はい」

先のことを何も考えていない自分を不安に思ったのか、家に帰ってくると、

「本当に考えたことないんだよな~俺」とポツリ。

カミさんと思わず苦笑してしまいました。

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埼玉出張

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先日、埼玉へ営業に行ってきました。

この出張にあたりお世話になった方や従業員へお土産をと思い、

埼玉の名物を買っていこうとあれこれ思案しましたが、

なぜか埼玉の名物が出てこないんです。

頭に浮かんだのは ”草加せんべい” と ”五家宝” だけ。

他にも何かあるだろう、 と売店に行って探しましたが

やはりありませんでした。

埼玉は、観光という感じよりも、完全に東京のベッドタウンとしての位置づけなんでしょうか?

私が知らないだけで、きっと色々な名物があるんでしょうね。 

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