過ぎたるは猶及ばざるが如し
小学校の時だったか、中学校の時だったか忘れてしまいましたが、
江戸時代の農民の年貢について習ったのを覚えています。
たしか、五公五民だとか、六公四民、酷い所は、七公三民、なんてのもありました。
農民がちゃんと食べていけるくらいの年貢であれば、
いわゆる、持続可能の制度ということになるのでしょうが、
お代官様が欲をかいて、あまりに過酷な年貢の取り立てをすると
農民も一揆を起こしたりして、制度もご破算になりました。
ところで、こんな話は現代にもあるようです。
とあるメーカーさんの地元で、100年以上も続くお寺さんの行事があったそうです。
その行事期間中は、参拝客がごまんと押し寄せ縁日が立ち、
数え切れないほどの屋台が並んだそうです。
しかし、近年、お寺さんと屋台の方々との間で取り分の話し合いがつかず、
とうとう屋台が消えてしまい、縁日も消滅してしまいそうだとの話を聞きました。
お寺さんと屋台の方々の間にそんな取り決めがあったというのは知りませんでした。
しかも、世間の噂ではお寺さんの要求が大きくなり過ぎたために、
屋台の方々が利益を出せなくなって出店を断念したと伝わっているそうです。
お寺さんも屋台の方々も大きい損失ですね。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、現代版でしょうか。