進路について

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

先日、上の子の進路説明会とかやらで母校の高商に行ってきました。

うちの子は誰がどう見ても部活しかやってないのに大学に進学するつもりでいるようです。

その夜、上の子の成績を見せてもらいましたが、まあ、まかり間違えばいわゆる

中堅私立とよばれている大学にいけるかな?ってとこで、たぶんうちの子はまかり間違わない

と思うのでその下の大学だろうなと思いました。

子供には進学でも就職でも自分の人生なので好きな道へ進めば良いと普段からそう話してます。

ただ、大学に行くならそれなりの勉強は必要で勉強もせずに大学には入れません。

日本の制度はそうなってます。うちの子はどうも日本の制度をなめてますね。

そういう子は一度痛い目を見ないとわからないでしょう。人は得てしてそんなもんです。

私は経験者なのでそういう偉そうな事を言える立場にあります。

私も頭は良くありませんでした。しかし、うちの子と違って大学入試に戦略を持って当たりました。

日大に入るのに戦略が必要な頭ですから自ずと私の頭脳レベルがわかりますね。

私は浪人した口ですので、ご多分に漏れず高校時代に勉強というものはほとんどしませんでした。

そこで、浪人のスタートから5ヶ月間、徹底的に英語を勉強しました。英語が出来なかったからです。

苦手だったんじゃあありません。出来なかったんです。今でも不思議に思うのですが私は英語を

赤点のまま補習も受けずに高商を卒業しました。ちゃんと卒業証書をもらってます。

本当に高商は良い学校です。

さて、浪人の5ヶ月が過ぎ模試で英語の成果を試しました。しかし、結果を待つまでもなく

模試の最中に5ヶ月間を無駄に過ごした事を悟り戦略の立て直しを迫られました。

浪人生に無駄な時間は禁物です。まず、英語の教科書を開くのはやめました。模試の結果で

5ヶ月間勉強した正解数と鉛筆を転がして出した正解数が同じだとわかったからです。

そして社会を徹底的に勉強して100点を取り、国語で80点を取る戦略に切り替えました。

私立文系は、国語、英語、社会の3科目で大体200点取れれば合格圏内です。

社会100点、国語80点、英語20点、これで合計200点です。もう受かったも同然です。

我ながら素晴らしい戦略と思ったのもつかの間、”足切り点” という存在が発覚しました。

大学にもよりますが、入試で1科目でも30点とか40点とかいう科目があるとその時点で不合格と

いう制度です。 「酷い制度だ」 と私が言うと 「お前みたいのがいるからな」 と仲間に

言われました。まったくその通りです。大学へ行きたいのなら勉強しなければいけないんです。

さて、私は巳年の生まれ。しつこいんです。次なる戦略は足切り点のない大学を探す事でした。

ありました、ありました。我が母校日大をはじめいわゆる中堅私立と呼ばれる大学は足切り点が

ありませんでした。捨てる神あれば拾う神有りです。

結果的に戦略は図に当たり、受験した大学でほぼ社会100点、国語80点、英語20点の目標は

クリアーできました。そして、日大が私を拾ってくれました。さすがに有名私立と呼ばれる大学は

付け焼き刃の学生を相手にはしませんでした。

今、うちの子には 「行きたい大学のHPくらいは見ろ」 と言っています。情報を取っていく過程で

自ずと悟る点もあろうかと思うからです。自分の実力も知らずに戦略は立てられません。

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