簿記論

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

私は高校が高崎市にある高碕商業という商業高校でした。

必然的に ”簿記会計” を習いました。たしか全商簿記の2級までは取ったと思います。

頭が悪かったので日商簿記の2級は取れませんでした。

そんな私でしたが、大学では簿記論の教授より活躍しました。なにせ周りは皆普通高校の

出身者。簿記のぼの字も知りません。大学の簿記の講義では ”簿記論” などという

厳つい、しかも分厚いハードカバーの本が教科書でした。でも、そのハードカバーの

中身は商業高校の1年生の内容です。出来の悪い私でもわかります。

試験の時は大変でした。私は四畳半のアパートに住んでいたのですが、仲間が

簿記を教えろ!と入れ替わり立ち替わり押しかけてきました。その時は毎晩四畳半の

部屋に7人が寝泊まりしました。なぜ7人かというと8人は入れなかったからです。

試験は簿記の他にもあります。自分の勉強時間を削って仲間の為に尽くした私は

偉いですねー。大学時代の私の成績が悪かったのは彼らのせいなのです。

出来ない人間は出来ない人の ”分からない” という気持ちが理解できます。

その点私は彼らの先生にうってつけだったでしょう。それは結果が証明しています。

彼らは皆簿記の試験で ”優” を取ることが出来たからです。偏に私のお陰です。

私は彼らからポテトチップスとジンジャーエールをもらいました。随分と安い

授業料ですね。

大学における前期・後期の試験結果というものは、答案用紙を紙飛行機にして

遠くまで飛んだ答案用紙が ”優” 、少し飛んだそれが ”良” 、あまり飛ばないものが

”可” 、という噂を聞いた事があるでしょう。あれはどうも本当のようです。

なぜって、私の簿記論の評価は ”可” でしたから。

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