秀麗会の帰り道

モツ煮家店主のブログ

先日の秀麗会の帰り道の事です。

帰り道というのは車中という意味。高商の同窓会において30代40代なんてのは

ペーペーでほぼ先輩方の送り迎えの運転手と考えて頂いて間違いないんですな。

ご多分に漏れず私も利根沼田支部の支部長や事務局長、事務局次長を

お送りするドライバーです。こういう状況は今まで当たり前のように見ているので

私も別段嫌でもなくごく普通にそうやってます。むしろ仕事の肩書きなどが

まったく関係ない高商の先輩後輩の立場だけが存在するこの集まりが好きです。

 

さて、車中での話です。前述の3名を乗せての帰り道。誰が言い出したのか

定かではありませんが、話題が ”愛について” になっていました。私はドライバー

ですので運転に気を取られているうちにそうなっていたんですね。

「妻は私の愛を理解しているか」 「愛は形がない」 「愛の表現はLOVEばかり

ではない」 等々、二次会のお店に着くまで小一時間愛の話が続きました。

私は内心可笑しくてしょうがなかったですよ。50代60代70代のおじさん方が

愛について語っているんですから。

考えてみたら先輩方、けっこう酔っていたんですね。

秀麗会のホテルに着くとまだ一時間以上開会までに時間があったもんだから

手持ちぶさただとばかり近所のファミレスで始めてしまっていたんです。

秀麗会の会場に入る時にはすでにほろ酔い気分でした。

受付をしていると後輩から電話が入り 「竹内さん今どこですか?席を確保して

ありますのでステージ側の一番奥のテーブルに来てください」 。

良く出来た後輩ですね。タイミングもグットです。

私は先輩方へ 「席はこちらです」 とまるで知っているかのように案内しました。

それからしこたま飲んだんですよ。今回私は運転手なのでお酒を注ぎに回る係。

キリンの一番しぼりを持って回っていると 「アサヒを持ってこい」 、「俺は日本酒」 、

「今日はワインはないのか」 なんて言いたい放題ですが、そこは高商の先輩後輩

の仲。嫌みは全然ありません。

そんな高商同士の楽しい一時を過ごした後の車中での話でしたから先輩方も

何を遠慮するでもなく心を披瀝して話しています。

私は運転席で愛についての話を幸せな気分で聞いていました。

高商っていいなあ。

▲ページの先頭へ