段取り八分
昔ボーイスカウトの引率をしていたという方から良い話を聞きました。
私などはボーイスカウトというと自然に親しむ団体くらいに思っていたのですが、
そうではなくて、自分で考え自分で判断する事を学ぶところなんだそうです。
子供たちにそういう事を学ばせるって大切ですよね。
まあ、今回私が感心したのはその子供たちではなく引率する方々の
下準備の話です。
子供たちを山や海へ連れて行くとしばしば思いもよらない事故や怪我をする
のだそうです。もちろん子供たちがです。
だから、それらに備えて行き先について念入りに下調べをするのだそうです。
弊社は水上にあるので、身近な例で谷川岳の登山について話してくれました。
まず、引率者は登山の日程が決まるとその数ヶ月前から谷川岳に登山に行く
のだそうです。それも3回は登ると言ってました。
3回の意味は、不測の事態に備えて登山道を3ルート確認するのだそうです。
それから、事故対応の知識として最寄りの病院や店舗などの住所やそこまでの
所要時間を実際に自分で確認するのだそうです。
子供たちを預かる責任において普通の事です。という感じで
本当に普通に話されていましたが、それくらいやるのは当たり前、
という意識の高さに感じ入ってしまいました。
私は自問します。
「私は会社の仕事にしっかりと下準備をしているのか」、と
答えはスーパーコンピューター京より早く出てしまいました。