余裕って必要なんです パート3
パート2からの続きです。
カミサンも子どもも身を乗り出してきました。
二人とも焦った様子で、裏道は? 時間は? と何事かを話してきます。
当然私だってそんな事とっくに考えてます。
ただ、入試の当日にこの動揺はまずいと思った私は敢えてゆっくりと笑顔で、
「ほーら、時間に余裕を持つってのはこういう事なんだよー」と
落ち着いた話ぶりをしました。
さすがにカミサンは意図を悟ったらしく、
「だって、こんな時季にお祭りがあるなんて思わないじゃーん」と、
くだけた口調になりました。
さて、見知らぬ土地ですが、とにかくこの道だけは避けねばならないと道を変え
路地を右往左往しながらようやく目的地へ行ける通りにたどり着けました。
学校の門をくぐったのは、試験開始20分前でした。
二人の意見に従って時間を合わせていたらアウト!でした。
パート4に続く