一夜城
今年も我が社の軒先にツバメが巣を作って
従業員を和ませてくれています。
二つの巣は雛たちもすでに巣立って残るは一つだけとなりました。
この最後の巣が私たちを楽しませてくれています。
二つあった巣から雛たちが巣立ったすぐ後に
忽然として一夜のうちに三つ目の巣が現れました。
まるで秀吉の墨俣城です。
従業員も、「昨日はなかったのに」と、みんな感心していました。
まだ未完成らしく、時折ツバメが何かを咥えてきては作業をしています。
巣はまだ乾ききっておらず、かえってそのしっとりした感じが
コンクリートの塗り立てのようで重厚感を漂わせています。
この巣で何羽の雛が顔を出すのか楽しみです。