ダブルマインド
こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。
また通勤途中のラジオの話です。ラジオって本当に良い情報源ですね。
どこかの大学教授の話だったのですが ”ダブルマインド” という言葉を聴きました。
意味は異なる二つのメッセージを両立させる事だそうです。
学生や若い社会人に求められている人間像の話でした。
結論的には難しい事だから ”理解しずらい、実行し難い、という事を理解している”
という所から考えると良い。なんて話されていました。
今の時代は色々と国際的になっていて日本人でも自己主張や論理的思考を
持つ事が必要で、日本人特有の ”分かり合える” という心理はなかなか
理解を得られないそうです。
しかし、その一方で社内ではKY(空気が読めない)なんて評価を受けない
ように振る舞わなければならない。ようするに社内、国内では分かり合って
いなければならないわけです。
この ”自己主張や論理的思考” 対 ”分かり合える” というパラドックスは
真面目な学生、真面目な社員ほどこの事で悩み重傷の場合には会社を
辞めてしまう方もいるそうです。
今の若い人たちは本当に大変ですね。就職するのだって難しいとされている
この時代に就職した後もこんな苦労をしなければならないのですから。
誰しも仕事の苦労は付き物ですが、このダブルマインドなんていうのは
仕事の苦労と言うよりも、国際化したがための社会的苦労といった感じがして
なりません。
何処で聞いたか忘れましたが、これとは反対に 「スキルアップしない自分に
落ち込む必要はない。スキルなんていうのは一つの技能でしかない」 と
話していた方を思い出しました。得手不得手があるのだから幾つかの上手くいかない
事など気にするな、という事ですね。
こういう話を聞くと私もほっとします。