風評被害 2
こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。
先日、組合の会議で集まった時の話です。
「水上は東電の風評被害でお客様が減っています。売上も放射能問題前の2割減です」 と話すと、
尾瀬の関係者からは「2割減ならいいですよ、尾瀬の関係は4割減くらいです。酷いところは半分です」
と言われました。 ”4割減”!うちの会社なら潰れています。
旅行代理店の方に聞くと、水上や尾瀬の放射能レベルが危険レベルではないことは
お客様もわかってはいるようなのですが、それでもどうせ旅行に行くのなら放射能の心配のない方へ
行く方ががいいという感覚らしいとの事。確かにそうですよね、楽しみに行くのにわざわざ放射能レベルを
気にしなければならない所へは行かないですよね。
放射能レベルの事でとんでもない話も聞きました。
どこかの大学が放射能だかセシウムだかの値を調査しているのですが、とても悪い数値が出た
箇所が何カ所もあり、それを公表する、公表しない、でもめたそうです。結果的に公表しない事に
決まったそうなのですが、その理由というのがこの数値を公表すると大変な事になり、”その責任を
あなたが負えるのか” 、と大学の教授へ凄んだからと言うじゃありませんか。
呆れて物が言えませんでした。今の時代はウミが有れば出してしまった方が後々良いのですが
隠蔽体質というのはまだまだ存在しているのですね。車のリコールなんて良い例だと思うのですが。
この辺りのどこの役所が言ったのか、または地元の団体が言ったのかはわかりませんが
放射能の値がメディアなどにバレてからではより大きな問題になってそれこそ来訪客の減少に
繋がると思うのですが。そこら中で放射能の騒ぎをしている内にいっしょにこの件も表に出した
方が得策だったでしょう。もう今となっては遅いです。
弊社の前の山も0.23マイクロシーベルト?と言うんでしょうか、とにかく役所から0.23と
言われました。この放射能の問題はいつまで続くのでしょうか?