メーカーの話
先月今月とメーカーさんが何社か弊社へ来てくれました。
他業種の専門的な話は面白いもんです。雑学の勉強になります。
原材料関係のメーカーさんの話では、尖閣の問題で困っていると言ってました。彼の国からの
原材料の入手に異常に時間がかかっているとの事でした。日本から送る分についても同じだそうです。
税関というのでしょうか検疫所というのでしょうか、詳しくは知りませんが、そこに荷物が山積みになって
いるだけでそこから出してもらえないのだそうです。生鮮品についてはもうアウトです、と話してました。
相手国への嫌がらせの方法は色々とあるのですね。ちなみに、この方法は彼の国だけでなく
相手国と何かあると諸外国ではどこでもやるとの事でした。日本もやってるのでしょうか?
面白かったのが彼の国の取引先から原材料を仕入れる場合にはその地区の某党のお役人さんへ
現ナマと接待が必要なんだそうです。そうしないと商材が集まらないとの事でした。
現ナマと接待については私もわかりますが、そうしないと商材が集まらないというのは私には
わかりませんでした。どういうシステムなんでしょう?
機械メーカーさんの話はちょっと怖い話でした。
輸出した機械のメンテに彼の国に行くと尾行されるんだそうです。メーカーの方が気が付くように
監視しているのか、それとも尾行が下手なのか、とにかくつけ回されるんだそうです。
彼が言うには頻繁に出入りしている人より機械のメンテのように何ヶ月に一回くらいの割で
渡航している社員方がそういう事をされると言ってました。
そして相手企業の工場へ行くと明らかにそのメーカーの機械に似せて作った機械がゴロゴロして
いるんだそうです。でも、簡単な機械じゃないのでいくら ”パクリ” といっても技術力はありますね。
メーカーさん達が共通して言っていた事は、 「最近は元気がない」 という事です。
昔は町自体にもっと活気があって取引先企業の方からももっと勢いというものを感じたと話して
ました。バブルがはじけたという話は本当なのかな?