衛生管理と保健所

モツ煮家店主のブログ

こんにちは、谷川岳のもつ煮、竹内です。

水上は寒いです。とても寒い。谷川岳は紅葉真っ盛りのようです。

今日は保健所の話をさせて頂きます。保健所というと私たちの業界では一般に煙たい存在と敬遠しがちです。

今までは年に何度かの衛生検査で保健所が来るなんて言えば工場をきれいにしなくちゃと

せっせと掃除をしていましたが、ここ数年の弊社は変わりました。

きっかけは衛生基準の高い得意先との取引でした。先様が弊社の工場検査に訪れ47項目に渡って

改善項目を指示されました。これを改善しなければ取引は ”パー” です。人間は現金なもんです。

目先に人参がぶら下がると必死に走ります。

弊社も目の色を変えて衛生管理に取り組みました。しかし、工場の改善箇所が47項目というのは

精度の高い衛生管理を実践した事のない当時の弊社にとって、登山道具も持たずにエベレストへの麓へ

降り立ったようなものでした。どこから手を付けて良いものやら皆目見当もつきません。

そんな折りに偶然渋川保健所の方から連絡を頂きました。

要件は、弊社が ”もつ煮” を群馬県へ 「優良県産品の推奨品」 に申請したため、その製造工場を

実地検査したい旨の連絡でした。

今までは保健所といえばあまりありがたい存在ではなかったのですが、この時から保健所に対する考えが

変わりました。大げさに言えば保健所の方が ”神” に見えました。

こちらの疑問を一つ一つ丁寧にご指導くださり、必要と思われる講習会なども教えて頂きました。

この時はこちらの質問攻めに6時間も対応してくださいました。本当にありがたかったです。

お陰様で、弊社のもつ煮は群馬県の推奨を受ける事ができ、衛生基準の高い得意先ともお取引

頂ける事になりました。

今ではわからない事があるとすぐに保健所へ電話します。こちらがその気になれば相手も親身になって

教えてくれるという事を学びました。

これからもご指導宜しくお願い致します。 

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